食道や胃、十二指腸の検査のために内視鏡検査(いわゆる胃カメラ)を受けて、 苦しかったという経験のある方は少なくないでしょう。検査用の内視鏡(スコープ) が敏感なのどを通過するとき、ここを刺激して苦しくなるのです。
のどの麻酔をして感覚をなくしてから検査を行ないますが、全身麻酔のように 完全に麻痺するわけではありませんので、敏感な方はどうしても不快感を感じ ます。
患者様への経口または経鼻挿入における苦痛低減を目指し、挿入部にはより柔らかい素材を採用いたしました。
同時に十二指腸への挿入性に貢献する適度なバランスを保っております。
みなさんは、胃カメラは口から行う検査と思っているでしょう。ところが極細スコープは、鼻から入れることもできるのです。これを経鼻内視鏡といいます。鼻からスコープを入れるとき、のどをかすめる程度で苦痛はありません。
内視鏡検査では、スコープ挿入時の患者様への負担をいかに軽減するかが大きな課題です。
そのための有効な方法のひとつが、一般的な経口挿入に比べて、咽頭反射が軽度な経鼻内視鏡です。
当院で採用しているGIF-1200Nでは、超小型CCDの採用により、経鼻挿入可能な究極の細径化を実現しました。
先端部外径は、5.4mm、軟性部外径は5.8mmの超極細径を実現しています。
2014年2月より新たに最新式のオリンパス社製GIFXP290Nを導入し、経口内視鏡に劣らない精度で経鼻内視鏡検査ができる事になりました。検査中は自分の胃をモニターを通して見る事も出来ます。是非この機会に自分の胃の観察という体験も味わってみて下さい。